実践1

ことばを覚えることで,子どもの語い数は増える.この明白な事実の背後にあるのは、子どもが新しいことばを覚える際に用いる広範囲な情報に関する、一連の複雑な問題である。しかし,子どもの語い数は新しいことばの覚え方や記憶の仕方に影響を及ぼすのだろうか。子どもが新しいことばを覚える能力と語い数との間に関係があるにちがいないのは明らかだ.

実践2

いかなる文化であれ,食物や食事はその基礎となるものであり,国家の特徴を表す最も信頼できる象徴の1っである。以下の例を考えてみようスペインではゆっくりと時間をかけて昼食をとり,そのあとにちょっとだけ昼寝をするが,これは夏のイベリア半島のうだるような暑さに非常に適した食事と休憩のリズムである。ある国の食事は,その食事をする者が何者であるかについてのあらゆる側面,例えば宗教上のタプー,階級の構造,地理、経済などを反映している、我々はほかの国の人々から学ぶ伝統ですら、それらを自分たち自身のものとするように取り入れ、改変するのである。日本は中国からはしを,ポルトガルから天ぷらを取り入れた。トマトは,コロンブス交換の一部として南ヨーロッパに入って来たにすぎなかった。我々が文化的な伝統に深く根ざしたものとして考えているものの多くは,確かに世界規模の交流にさかのぼることができるのである.

実践3

暑さは瞬く間に人を殺す。暑さが標的とするのは,幼い子どもや特にかなりの高齢者,つまり新陳代謝を急激な温度変化にすぐには合わせることができない人々だ。フランスでは,過去の熱波の中でも最悪のものが8月の休暇中に襲い,専門職につくパリ市民の多くは町から出て行った。あとに残され自分の世話をするはめになったのは、年老いた何千人というパリ市民,つまり暑さからくる健康問題に最も影響を受けやすく,涼しい場所に避難する能力が最も低い人たちであった。フランスでの死亡者の半数が犠牲になったのは老人介護施設に
おいてで,その中でエアコンを備えた施設はほとんどなかった.